高血圧について

血圧が高い状態を放置するリスク
血圧が高くても、通常は自覚症状がありません。しかし、高い血圧が続くと血管が常に張りつめた状態になり、次第に厚く硬くなって「動脈硬化」が進行します。自覚症状がないまま血管がもろくなると、ある日突然、脳卒中や心臓病などの命に関わる循環器病を引き起こす原因となります。
健診において、収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上に該当する場合は「高血圧」と判定されます。これに該当する方は、速やかに医療機関を受診し、適切な管理を受ける必要があります。

判定値ごとの対応目安
血圧のレベルに応じて、以下の対応を心がけてください。
① 要医療(緊急) 収縮期160mmHg以上 または 拡張期100mmHg以上…至急、かかりつけの医療機関を受診してください。
② 要医療 収縮期140〜159mmHg または 拡張期90〜99mmHg…1ヶ月以内を目安に受診してください。
※以下の「高リスク」に該当する場合は至急受診が必要です。
※至急受診が必要な「高リスク」な方…すでに糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、心血管病(心臓病や脳卒中の既往)がある方、または下記の「リスク因子」を3つ以上持っている方は、脳卒中や心筋梗塞の発症リスクが非常に高いため、数値にかかわらず早期の受診が必要です。

リスク因子チェックリスト
望ましい血圧レベル(120/80mmHg未満)の人に比べ、①に該当する方は約5倍、②に該当する方は約3倍も脳卒中や心臓病のリスクが高まります。さらに以下の因子が重なるほど、脳卒中や心筋梗塞などの「心血管病」を発症する確率が飛躍的に高まります。
• 高齢(65歳以上)
• 喫煙習慣がある
• 脂質異常症(LDLコレステロール≧140mg/dL、HDL<40mg/dL、中性脂肪≧150mg/dLなど)
• 肥満(BMI 25以上、または腹囲が男性85cm・女性90cm以上)
• メタボリックシンドロームの判定を受けている
• 家族歴(50歳未満で心血管病を発症した血縁者がいる)

生活習慣の改善について
血圧管理の基本は生活習慣の修正です。受診と並行して、以下の項目に取り組みましょう。
1. 減塩: 1日6g未満を目指す。
2. 食事: 野菜・果物(カリウム)を積極的に摂り、コレステロールや飽和脂肪酸を控える。
3. 適正体重の維持: BMI 25未満を目指す。
4. 運動: 毎日30分以上の軽めの有酸素運動(ウォーキングなど)を継続する。
5. 節酒・禁煙: アルコールを控え、禁煙を徹底する。

参照資料
厚生労働省・健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/metabolic/m-05-003

2026年03月23日