アルコールについて

健康的なお酒との付き合い方
お酒は飲み方や量を誤ると、健康や生活に大きな影響を及ぼします。ここでは、最新の知見をもとに、健康的なお酒との付き合い方をご紹介します。

飲酒量と健康リスク
厚生労働省の2024年ガイドラインでは、「飲酒量が少ないほど健康リスクは低い」と明記されています。
・飲酒量が増えるほど、がん、高血圧、脳卒中、心疾患、脂質異常症など生活習慣病のリスクが高まります。

※高血圧、男性の食道がん、女性の出血性脳卒中については、少量の飲酒であっても発症リスクが上昇することが報告されています。また、大腸がんに関しては、1日あたり約20g(週150g程度)以上の飲酒を継続すると、発症の可能性が高まることを示す研究結果があります。
※純アルコール量20gは、日本酒約1合、ビール中びん1本程度に相当します。

飲み過ぎがもたらす健康被害
過度な飲酒は、以下の疾患リスクを高めます。
・肝臓障害(脂肪肝、肝炎、肝硬変、肝がん)
・膵炎、糖尿病、脳卒中
・認知症、うつ病、アルコール依存症
さらに、肥満や高血圧、脂質異常症とも深く関係しており、飲酒量を減らすことで血圧低下や生活習慣病予防が期待できます。

アルコールは脳の報酬系に作用し、依存症を引き起こす危険があります。最初はコントロールできても、次第に難しくなるため注意が必要です。

健康的な飲み方のポイント
• 飲酒量は少ないほど健康リスクが低い
「適量」という概念は廃止されました。できるだけ少なくすることが望ましいです。
• 飲酒しない日を増やす
「休肝日」という表現ではなく、週に複数日、飲酒しない日を設けましょう。
• 食事と一緒にゆっくり飲む
空腹での飲酒は酔いやすくなります。バランスの良い食事と一緒に楽しみましょう。
• 水やノンアルコール飲料と交互に飲む
脱水を防ぎ、摂取量を抑えるために水分補給を心がけましょう。
• 飲み会やストレス時の飲酒に注意
事前に飲む量を決めたり、ノンアルコール飲料に切り替える工夫を。
• 薬との併用や寝酒は避ける
薬の効果に影響し、不眠や体調不良を招くことがあります。睡眠改善には他の方法を探しましょう。

まとめ
飲酒は健康を損なうリスクがあります。自分の体質や健康状態を理解し、飲み過ぎに注意しましょう。もし不安や悩みがある場合は、医療機関や相談窓口に早めに相談してください。

参考資料
厚生労働省「アルコール健康障害対策」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000176279.html

厚生労働省「健康日本21(第3次)」飲酒に関する指針
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kenkounippon21.html

2025年11月12日