インフルエンザについて
インフルエンザについて
インフルエンザの流行時期が日本と異なり、南半球の冬5月〜9月頃にピークを迎えるオーストラリアでは、過去2年間は日本と同様にインフルエンザの流行がありませんでしたが、2022年の今シーズンは過去に例のないほどインフルエンザ患者の増加が報告されました。日本では、3年間に渡りインフルエンザの大きな流行が見られなかったため、インフルエンザに対する免疫を持たない人が増え続けており、今年の冬はインフルエンザが大流行する可能性があります。
厚生労働省は、今シーズンのインフルエンザの流行に備えて、インフルエンザワクチンの接種を勧めており、特に重症化するリスクの高い高齢者、妊婦はインフルエンザワクチンを接種することが推奨されます。
当初は新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは同時に接種することで副反応の増強や有効性の低下が懸念されていたことから、同時接種はできませんでした。同時接種を行ってもそれぞれのワクチンの有効性の低下と副反応の増強が認められなかったことから、今シーズンから新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種が可能となりました。また、同日でなくとも、14日空ける必要はなく「接種間隔についても問わない」となりました。
今年は、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備えて、新型コロナワクチン、インフルエンザワクチン両方のワクチン接種をご検討ください。
参考資料
厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/
NHK 新型コロナウイルス
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/
厚生労働省 インフルエンザQ&A
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
東京都感染症情報センター・インフルエンザ流行状況
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/flu/flu/
国立感染症研究所・インフルエンザ流行レベルマップ
http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html